「テイト、ちょっとそこで待ってろ。いーか?くれぐれも変なやつ付いてくんじゃねぇぞ?」
「分かったって」


何度も心配そうに振り返るフラウに苦笑しながら、手を振るテイト。



(意外とフラウって心配性だよな・・・)



さっきまでフラウと握っていた手をじっと見つめ、くすっと笑う。そのとき後ろから手が伸びてきて、テイトに掴み掛かった。



「ッ!?は、はな、せ・・・」



布のようなものを口と鼻にあてられたテイトは思いっきり息を吸い込んでしまった。薄れてゆく意識の中でテイトが思い出したのは、フラウの顔だった。



(フラウ・・・!助けて!)


ガシッ


「ちょっとそこのオニーさん?それ、誰のだか分かってて、手ぇ出してんのかなァ?」
「ッ!はなせ!」


バンッ!
木に手をつき、自分よりも10cmは低いであろう男を睨みつける。

「次やったらブッ殺す・・・二度とテイトに近づくんじゃねぇ」

男は意識のないテイトを投げるようにフラウに押し付けて逃げていった。

「ったく。やっぱ一人にするんじゃなかったぜ。」








・・・・・・ィト・・・・・テ・・ト!・・・・・テイト!・・・・・・

「ふらぅ・・・?」
「よかった。目ぇ覚めたか・・・」
「ここは・・・?」
「中庭の木のとこだ」
「オレ・・・?どうなったの?」
「薬かがされて眠ってたんだよ。だーから変なやつについていくなっつったのによ〜」
「ついてってねぇよ!あいつがいきなり襲ってきやがったんだ!」


そういって立ち上がった瞬間

ふらっ

「ほらまだ動くんじゃねぇ、こっち来い」

すとん、と座っているフラウの膝の上に乗せられた。

「ほれ綿飴だ。食え」
「・・・!ふわふわしてて甘い!」
「うまいか?いろいろ買ってきてやったから遠慮しないで食え」
「ありがと、フラウ。あと、さっき俺を助けてくれたんだろ?」
「まぁな」
「ごめんな、いつも迷惑ばっか・・・」


ヒュ〜〜〜〜  ドンッ!


「お、始まったな」
「うわ〜!!!すげー!すげー!」


(こうしてみてるとほんとガキだな・・・)


先ほどまでとはうってかわって、年相応の感情を見せるテイトにフラウは安心したように笑った。


「テイト」
「何?フラ、んっ!」


花火に夢中になっているテイトを振り向かせ、フラウは口付けた。


「なッ!何すんだよ!」


フラウはテイトの唇に人差し指を当て、ウインクをする。そして、テイトの脇に手を入れ自分のほうを向かせる。

「・・・っ、誰かに見られたらどうすんだよ!」


先ほどより小さい声でテイトはフラウに講義する。


「大丈夫だ、みんな花火に夢中だから」
「で、でも!」
「オレとキスするのいやか?」
「いやじゃ、ない・・・けど、は、はすかしい///」
「お前、かわいいな」
「か、かわいくなんか・・・んぅ、ふ」



フラウの甘くとろけるようなキスに、テイトはこころも体もとろとろに溶けていった。そのうち、体を支えられなくなったテイトの背中にフラウの腕がまわる。



「テイト、愛してる」
「うん、オレ、も」



二人はそういって視線を絡め合わせると、再びゆっくりと唇を合わせた。そんな二人を見守るように、花火が上がっていた。



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マリオネット のPlatinum様から頂きました!!

お祭りネタあああーーーー!!!!はあはあ
テイトの甚平姿とか妄想するだけで鼻血が・・・!!←
そして、ラブラブ感いっぱいのフラテイが半端なく萌えです!!!
もうによによが止まりませんーーーー!!!

Ptさん!素敵な小説をありがとうございましたー!!vv